日本列島は中央部を走る山脈を境にして、北西にあたる日本海側と、東南にあたる太平洋側に分けられますが、概して太平洋側に向かって水が流れる土地に都市が発展した形跡が強く見られます。家相上では、北西部が高く、東南部が低い土地に建つ家は、状態が悪化しても回復力があり、困難にめげない気力や胆力が育つ運が宿ると判断します。それに対して東南部が高く、北西部が低い土地に建つ家は、一難去ってまた一難と問題が次から次に噴出し、解決するいとまもなく重圧に押しつぶされがちになるとみます。これは、自然の摂理にそむいている、というひとことで説明できることです。太陽の運行、水の流れ、自然環境……どれひとつ、ないがしろにしていいことはないのです。ともかく、快適な暮らしを得るためには、まず周囲の環境をみて、そこがどんな土地になっているかを調べることです。それには天気のいい日ばかりでなく、雨の日にも実際に現地に足を運んで、自分の目で水はけがどうなっているかなどを確かめることです。「この土地が自分の運勢を支えるのだ」という強い信念をもってみきわめてほしいものです。】建物の四倍ぐらいの広さの敷地の持ち主であれば、敷地のどこに家を建てるかを考えるものです。また、延べ床面積が二○坪程度で、一階部分が一○坪ぐらいでも、土地が四○坪もあれば、建物と土地とのスペースの関係を考える必要が生じてきます。もちろん、それより狭い土地でもそれなりの判断方法がありますので、東西南北のどちらの側にあきスペースをとるかを考える必要はあると思います。じつはこの判断も本書の重要なポイントなのです。少し多いですが、図は「八方位運勢区分」「継承ゾーン区分」「家族区分」「年齢区分」などを参照してみていきましょう。
